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遊びの中で育もう。子どもの生きていく「ちから」

おはようございます。木のうた本部 川尻です。

木のうたでは、大人も思わず夢中になる色々なアナログゲームがあります。

ほとんどのゲームは何かを教えるためのゲームではありません。

それは、遊びの中で子どもが育って行く事が大事だからなんです。

ゲームの遊び方やゲームで遊ぶ意味について、折にふれ学ぶ中で特に印象に残ったことが6つあります。

1つめは、子どもだけでなく大人も混じって遊ぶことが大事。一緒に遊んでもらったという経験が子どもの宝物になるっていうこと。

そういえば、ゲームではありませんが、仕事を始めていつもバタバタしていた母が、めずらしくテレビでやっていた「オズの魔法使い」の映画を最初から最後まで一緒に見てくれて、とても嬉しかったことを思い出しました。いっしょにできる「経験」が心に残るんですね。

 

2つめは、ゲームを繰り返す中で家族独自のルールが出来ていくこと。

このルールができるっていうのは、人の言う事ばかり受け入れて自分だけ我慢するのではなく、かといって自分の意見だけを主張するのではなく、みんなが納得できることへ柔軟に考えていく力が自然に導き出せるんじゃないでしょうか。子どもがこれから先の生きていく力を遊びの中で育てていくんですね。

 

3つめは、同じ物を繰り返しやることの大事さ。

親心としては、ついつい少し難しいものに挑戦させたくなりますよね。でも充分できることを繰り返して「できた!」という成功体験の積み重ねが大事だという事。

 

4つめは、サイコロの振り方。こんな事にだって工夫いるんですね。

サイコロを振るなんて簡単だと思っていましたが、子どもに初めてサイコロを振らせると、遠くに投げてしまったり、テーブルの下に落ちたりしちゃいます。

だから、手のひらにのせて「ひっくり返す」んですよ!

 

5つめは、ひとつのゲームでもまったく違うゲームになるということ。

このゲームは、振り出されたカードの絵の色の並びに合わせて、カップを並べ替え、一番早くできた人が、「チン」ってベルを鳴らすゲームです。

でも、これだとダンゼン大人が有利ですよね。だから大人は絵を逆さまになる方向から見るとかして難易度をあげることもできます。

こんな風に早さを競うだけのゲームと思ってしまいがちですが、例えば、色に興味を持ち始めたお子さんに、ゆっくりでいいから、カードの絵と同じ色の順番にカップをならべてもらって、「出来た!」の合図にベルを「チン!」って鳴らす遊び方だってできます。

こんな風にも遊べるねって、子どもの自由な発想でアイディアを出してもらうのも楽しいですよね。

 

6つめは、後片付も遊びの一部だっていうこと。

次も楽しく遊ぶために、お子さんもいっしょに後片付してくださいね。

個人的に気に入ったのは、9つのサイコロのすべての面に絵が描いてあって、それを適当にならべて、上の面の絵をテーマに順番にお話をつなぐゲームです。

写真ではわかりにくいと思いますが、サイコロのすべての角が面取りされていて、手になじみやすく優しい感触です。

こんな絵の並びだったら・・・

月のキレイな夜です。

野原のまんなかに光かがやくお花がありました。

あんまりキレイなので、ひとり占めしたくなって、箱に入れて鍵をかけちゃいました。

次の朝、昨夜のお花をみようと箱の前に行くと、杖をもった魔法使いがリンゴをかじりながら立っています。

「この箱のなかに、お花を入れておいたんだけど、知らない?」

「あら、残念だったわね。お腹がすいちゃったから、この杖で魔法をかけてリンゴにしちゃったわ!」

なんて感じで交代しながらお話をつなぎます。

では、問題です。この3つのサイコロでどんなお話をつくりますか?

 

 

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