調剤部門マネージャー Tさん2008年入社

あなたのことを教えてください

具体的に仕事の内容を教えてください

調剤部門に関する業務全般です。私は薬剤師ではないので調剤はしません。それ以外のシフト、調剤室の連絡事項、店舗のレイアウト、商品のことなど、お店に関連する全般の環境を整えるような仕事です。

仕事の中でこれは悔しかったなということを教えてください

調剤部門マネージャー Tさん

9年ほど前の事ですが、昨日の事のように覚えているくらいすごく悔しかったことがあります。最初は店舗に勤務をしていました。仕事にも慣れ、薬の事も覚えてほぼ受け答えができるようになったな、という頃に、除草剤のことを聞きにこられたお客様がおられました。ところがその除草剤についてうまく説明ができず、とても怒られました。
その頃は、心のどこかで「除草剤なんてたいしたものでもない」と軽んじていたと思います。的確な受け答えができず、お叱りを受けたことがとても悔しくて「お店にあるものはすべて、自分が関心のないものでも、きちんと丁寧に説明できるようにならないといけない」と思い、勉強するようになりました。
現在は調剤室ですので、除草剤のような商品とは関係のない部署なのですが、その時の悔しかった思いがあるので、調剤に関連することはすべて、一見、自分には関係なさそうなことでもきっと関係のない事はないと思い、その情報などを勉強するようにしています。

これは本当に嬉しかったなということをお教えください

もちろん、ありがとうと言われることが嬉しいです。
私は、ある時期から調剤室部門が担当になりました。ここでは当初何もできず、正直なところ「何しに来たんや」みたいな雰囲気があり、そう言われることも多くありました。そんな中で自分しかできないことはなんだろうと、自分なりに考えていろいろとやってみました。そうして、薬剤師さんから「ほんまに来てもらってよかったわ」って言われた時は嬉しかったですね。
もう一つは、私の親が入院をしたことがありました。入院は準備するものがいろいろありますので、自分の会社で扱っているものを中心に準備して持って行きました。
ある時、お客様の親御さんが入院されるということがありまして、「一応準備用品の紙をもらったけどどれを持って行ったらいいかわからん。他にも何か持って行ったらいいもんもないか」とお問い合わせをいただきました。そのとき私の経験から、こちらで用意できるもので説明させてもらい、さらに準備品として書かれていないものでも、持って行った方がいいものをアドバイスさせていただきました。その後無事に退院されたあと、わざわざお礼を言うためだけにお店に来てくださいました。とても嬉しかったですね。

木のうたに入社を決めた決定打は何ですか

私はずっと京都に住んでいます。木津川市なので本当に県境です。小中高が京都の学校で、大学は奈良の大学に入りました。買い物をするにしても何をするにしても生活圏は奈良だったので、あまり京都府民という感覚はなく、奈良に育てもらったというイメージがありました。そんな状況でしたので、京都でもなく大阪でもなく、奈良で奈良のために働きたいなとずっと思っていました。そんな中で、木のうたはずっと奈良に根差してやってきているということをホームページで見て、この会社だったらいい!と思って応募しました。
健康に関することに興味がありましたので、健康に関連した仕事があればと考えていました。いくつか他社も受けさせてもらいましたが、こちらの会社は最初の面接がいきなり社長面接でした。時間も2時間ぐらいあり、社長が会社の説明をはじめ、私の質問についても気軽にそして丁寧に答えてくださいました。その時点で、こちらは風通しのいい会社だと感じました。そのとき「明日からでも働いてみないか。」と声をかけてくださったので、すぐに「ここで頑張ろう!」と思いました。

退職までに必ず成し遂げたいことを具体的におしえてください

薬局は病気になってお薬をもらいにいくところ、という認識で、実際のところ木のうたにも処方箋を持ってこられる方がほとんどです。
現在、取り組み始めているのですが、木のうたでは薬の受け渡しだけではなく、健康であり続けていただくために、さらに健康になっていただけるようご相談にのり、アドバイスができたらと思っています。
例えば、もっと健康でいられるように普段から飲める保険薬もあることもお伝えできます。病気が治っても、健康でも、ずっと健康であり続けるために活用していただける薬局にしたいのです。お客様の半分以上は処方箋なしで来ていただきたいですし、来ていただいたからには何か少しでも健康にプラスになるようなことを得ていただきたいですね。
また、こちらは病院前の薬局なので、急に入院になった場合でも、入院に必要な準備品もお取り寄せもできますし、相談に来ていただければもちろんお答えできます。そのようなときにもご利用していただけるとありがたいと思います。

木のうたについて教えてください

木のうたのここを見て欲しいベスト3を教えてください

①社員さん
一番に見て欲しいのは社員さんですね。
社員のみなさんが優しいです。社員の誰かが困っていたら助けてくれます。子育てで困ったときや、逆に介護で困っていたときに先輩に助けられたので、今度は私たちが助けたいという人も多いです。人に気を向けて、気遣ってあげられるということは、普段社員同士でできていなければ、お客様に対してもできないことだと思いますが、そこはばっちりできています。そしてとても勉強熱心です。勉強会に参加したり、自主的に勉強したりする姿勢がすごいと思います。学びの場である勉強会を会社が設定してくれますので、参加しやすい環境であるということがあります。その場を通して先輩方が勉強してこられたという背景があり、その先輩方の姿を見て後から入ってくる後輩も学んできました。そんな社風があります。
みなさん自身が子育てや介護の時に助けてもらったからこそ、そういう仲間がいたら助けてあげようという、いいループができあがっていますね。勉強熱心ということも、優しいというところも先輩の姿を見て受け継いでいるのですね。

②社員から社長までの距離が近いという社風
二番目は、社員から社長までの距離が近いという社風です。
月に1回、社長が店舗会議に来られて直接お会い出来る環境があります。社長と社員が一緒になって会社をよくするために考えて勉強をしています。そんな環境はまれですし、下の声が上までなかなか上がることも少ないですよね。

③店舗
店舗ですね。商品の品揃えは本部のバイヤーが考えて送ってくれる商品もありますが、少しでもお客様が健康になってもらえるようなものや、こんな商品があったらいいのではないか、こういう商品をおいたらいいのではないかなど、店舗内のみんなであれこれ考えて提案します。季節ごとのディスプレイも店舗のみんなで考えています。ポップも少しずつ工夫した手書きが増えてきています。自分たちで考え、より良い店舗にしていくという姿勢が店舗に表れているので、ぜひ見てください。
上層部から降りてくるだけではなく、現場からもどんどん声をあげたらいいんやという、風通しのいい社風の中からうまれてくる店舗のわけですね。

あなたにとって「元気にする!」とは会社・お店・仕事のどの部分ですか

元気にするということで最初に思い浮かぶのは、朝礼です。
「まず自分たちが元気になろうよ」ということで、2年ぐらい前、外部の会社に朝礼について学びに行きました。ちょっと元気になるようなコンテンツで朝礼をおこなっています。自分自信を元気にするためでもありますし、隣の社員さんをもひとつ元気にしよう!という目的でもやっています。手を挙げるという行為のひとつひとつにも意味がありますよ。

「まず自分たちが元気になろう」とは、どのような話の流れでそうになったのですか。
 笑顔や元気は移っていくものだと思います。まずは自分が最高に元気であれば、一緒に働く仲間も元気になるし、店全体が元気になります。そうなったらお客様もそれを見て元気になったり、笑顔になってくれたりするのではないかと考えました。そこからの流れです。

あなたにとって「挑戦する」とは会社・お店・仕事のどの部分ですか

調剤部門マネージャー Tさん

先ほど成し遂げたいことをお答えしましたが、現状ではできることを積み重ねていっている状態です。成し遂げたいことが、できることの積み重ねの延長線上の結果になることではなく、挑戦とは何かと考えると、目標に向かってそこに到達するためには、何をするべきか考えなくてはならないですよね。実はまだ具体的ではないのですが、こうなりたいという目標、すべきこと、どのようなアプローチで挑戦するのかを考え中です。人からみたら「何を無茶なことを言ってんねん」と言われるようなことでもやりたいと思っています。
まだ取り組んでいる最中なのですが、調剤薬局というところはどちらかといえば病気の方が来るところというイメージがあります。そこでは商品などあまり売らない方がいいのではないかという意識があってあまり商品は置いていませんでした。そうはいっても、体にいいもの、健康にプラスになるものは私たちがご提案し、必要なものは揃えていったほうがいいのではないかと思っています。そうでなければ、どこでそれらを適切なアドバイス付きで買えるのか、ということになりますし、それが私たちの責任だとも思っています。現在、少しずつではありますが商品を揃えてご提案をおこなっています。
今までの調剤薬局の固定概念を崩していくという挑戦の最中なのですね。

あなたにとって「学びを伝える」とは会社・お店・仕事のどの部分ですか

店舗では、自分たちが学んだことでお客様にプラスになる情報を生かして、お伝えする事もありますが、全員が常に同じ学びができているというわけではありません。私は調剤室の代表としていろいろな勉強会に参加していますので、もちろんそこでの学びを会社の役員さんや、店舗の社員さんに伝えます。そしてそれだけではなく、私が異動などでいなくなった後でも、私が学んできたことを文章化してマニュアルにし、これから入ってこられる方に伝えていくことが大事だと思っています。私もそこからも学んできましたが、それを元にさらに新しい学びを追加して積み重ねていきます。新しい学びを伝えるだけではなく、今までの知識をさらに積み重ね、より有意義な情報として蓄積していくことが大切だと意識しておこなっています。

木のうたのこれだけはお客さんに
伝えたいこと

調剤部門マネージャー Tさん

私たちは本当にお客様によくなっていただきたい、健康になっていただきたいと思って仕事をしています。困っていることがあったら何でも相談していただきたいです。たとえ場違いと思うようなことでも構いません。何かしらお役に立てると思いますので、まずはご相談ください。そしてぜひとも元気になってください!

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